湿気や結露、シロアリに食われボロボロになった構造躯体と屋根と壁の下地を復旧する。毎日のように現場確認と打合せ。足したり削ったり添えたりしながら、強度を確保し、経年による傾きや歪みを補正し、丁寧に作っていく大工の技術は素晴らしい。はたから見るといとも簡単にあっという間に復旧しているように感じるかもしれないが、実際には手間も時間もコストも掛かっているし、掛かることは目に見えているので、何が最適かを考えながら現場は進む。